ドラマ「ブレイキング・バッド」シーズン３第１話の概要、キャスト、あらすじ、ネタバレ、感想

演：ボブ・オデンカーク

コメディアン、放送作家、俳優。

「ブレイキング・バッド」のスピンオフドラマ「ベター・コール・ソウル」では、このグッドマン役で主演を務めている。

グスタボ・”ガス”・フリング／演ジャンカルロ・エスポジート

ファーストフード店「ロス・ポジョス・エルマノス」のオーナー。

裏では、違法薬物販売を取り仕切っている。

 

演：ジャンカルロ・エスポジート

アメリカの俳優。

「レボリューション」「マンダロリアン」などに出演。

2012年には、「ブレイキング・バッド」のガス役でエミー賞にノミネートされた。

ドラマ「ブレイキング・バッド」シーズン３第１話のあらすじ、ネタバレ

【荒野】

人々が這ってどこかへ向かっている。

車から２人の男が現れた。

２人は双子のように容姿が似ている。

彼らもまた、這ってどこかへ向かう。

 

やがて人々は祭壇のような場所へたどり着く。

祭壇には、１人の男の絵が飾られていた。

男は、サングラスをし、帽子をかぶっていた。

 

【ニュース】

飛行機事故のニュースが流れている。

ウォルターの住むアルバカーキで起こった事故だ。

 

アナウンサーによれば、航空管制官が事故を起こしたらしい。

その航空管制官は、ジェーンの父親ドナルドであった。

 

【ウォルターの家】

ウォルターは、違法薬物製造で稼いだ金に火をつける。

しかし、結局プールに金を投げ、火を消す。

 

【法律家】

スカイラーは、法律家のもとを訪ねる。

彼女は、離婚を考えている。

彼女は、今の家に子供達と住み続け、ウォルターには出ていってもらう心づもりであった。

 

【ウォルターの家】

ウォルターは、プールの一角で、作り物の目玉を見つける。

 

ハンクが訪れる。

ウォルターは、家を出る準備をする。

 

【リハビリ施設】

ジェシーは、花の苗を植えている。

ジェシーは、リハビリ施設の集まりに参加する。

 

【ウォルターの家】

スカイラー、フリン、ホリーが食卓についている。

 

ウォルターから電話がかかってくる。留守電モードになる。

彼は、今の住居について話した。

 

フリンが電話に出る。

フリンは、「いったいどうなってるの」と聞き、それから車の送迎を頼んだ。

 

【ウォルターのアパート】

ウォルターはパンを切っている。

 

携帯電話に連絡が来る。

見ると、画面には「ポジョス」の文字。

ウォルターは、携帯電話を放った。

 

【ウォルターの働く学校】

飛行機事故に関して、集会が開かれる。

ウォルターは、「事故の明るい側面を見よう。そして、事故を忘れて進もう」とスピーチをする。

生徒や教師たちは、怪訝な顔をした。

 

【荒野】

小さな集落に２人の男が現れ、動物の角に何かをかけた。

 

【ウォルターの家】

フリンが、「父さんと離れる理由を教えて」とスカイラーに頼む。

しかし、スカイラーは答えない。

 

【集会】

集会でいつも黙っているジェシー。

そんな彼に、集会のリーダーらしき人物が、話をするよう促す。

 

ジェシーは、「あんたはいつも専門家ぶってるよな。“自分をゆるせ”とか“幸せがどうの”とか。あんたは誰かを傷付けたことがあるのか？」と問うた。

相手は、「娘を殺した」と答えた。

彼は、「あの日は、コカインでハイになっていて、酒も飲んでいた。酒が切れて、トラックで買いに行こうとした。そして、６歳の娘をひいてしまった」と話した。

 

ジェシーは、「自分が嫌いにならなかった？」と聞いた。

相手は、「嫌いになった。でも、酒とクスリをやめることはできなかった。むしろ、よりはまった。自己嫌悪と罪悪感は何も生まなかった。壁になっただけだ。」

「何の壁に？」と尋ねるジェシー。

「真の変化のさ」と相手は答えた。

 

【ウォルターのアパート】

ウォルターは、作り物の目玉を触っていて、取り落とす。

 

スカイラーが訪ねてきた。

スカイラーは、離婚届をウォルターに渡した。

 

驚いて、抗議するウォルター。

スカイラーは、「あなたは麻薬の売人でしょう。あんなにたくさんのお金を得るには、それしかない」と返した。

 

ウォルターは、ついに「メタンフェタミンを製造している」と告白する。

ショックを受けて、部屋を出ようとするスカイラー。

 

そんな彼女に、「複雑な事情があるんだ。ぜんぶ言うから、座って話をしよう。」とウォルターは食い下がる。

スカイラーは、「取引しましょう。ハンクにも子供達にも、誰にも言わない。その代わり、離婚を受け入れて、私の前から消えて」と答えた。

 

スカイラーは、部屋から出ていった。

 

【リハビリ施設の外】

ジェシーは、施設から出てくる。

リハビリを終えたようだ。

 

ジェシーは、ウォルターの車に乗る。

 

【ウォルターのアパート】

ジェシーはウォルターに、「ヤクはやめた」と伝える。

ウォルターは、「今回のことは、悪いことだったが、お互い目が覚めるきっかけにもなった。人生を立て直さないか。足を洗ってな」と語る。

 

ジェシーは、「ジェーンの父親が悲しみのあまりミスをしたってニュースで聞いた」と飛行機事故の話を始める。

ウォルターは、「それ以上考えすぎるな。お前には何の責任もない。自分を責めるな。色んな要素が重なって起きた事故だ。例えば、旅客機の衝突防止レーダーが作動していなかった」と返す。

ジェシーは、「現実から逃げるか、直視するか、どっちを選ぶ？ホワイト先生」と話した。

「何が言いたいんだ？」とウォルター。

ジェシーは、「施設で学んだ。真の自分を受け入れるべきだと。俺は受け入れた」と言う。

ウォルターは、「真の自分とは？」と尋ねる。

ジェシーは、「俺は悪人だ」と答えた。

 

【ポジョス】

ウォルターは、ガスを訪ねた。

ウォルターは、「ヤクの製造はやめようと思う。生き方を変えようとしているんだ。私は本当の自分に気付いた。裏の仕事は向かない」と伝える。

ガスは、「３ヶ月契約すれば、３００万ドル出す」と返した。

驚いたウォルターだが、断りを入れた。

 

【荒野】

トラックが走っている。

トラックは、テキサスに入ったようだ。

荷台には、１０人くらいの人々が乗っていた。

そのなかに、双子の男たちがいた。

移民らしいひとりの男が、靴のどくろ飾りについて双子に尋ねた。

双子は、トラックに乗る人々をすべて銃で殺した。

 

「ブレイキング・バッド」シーズン３第１話の感想

※ネタバレあり

 

• 新キャラ、新ストーリー

シーズン３になり、新しいストーリーが始まりました。

まだまだそのストーリーの全容は謎ですが、新しい敵キャラが登場しています。

 

新敵キャラは、寡黙で冷酷な双子。

正体はまったく分からないのですが、この２人がなかなか良い味を出しているんですよね。

これからの活躍が楽しみです。

 

• ウォルター、ついに違法薬物製造を妻に告白する

前回、嘘をついていることを理由に、スカイラーから別居を要求されたウォルター。

今回は、離婚を切り出されてしまいました。

 

離婚届を渡してからスカイラーは、「あなたは麻薬の売人でしょう」とウォルターに尋ねます。

それを受けて、ウォルターは、メタンフェタミンを製造していることをついに告白します。

 

それを聞いたスカイラーは、ショックを受けて、「薬物のことは誰にも言わない。その代わり、離婚をして、私の前から消えて」とウォルターに求めたのでした。

 

• ウォルターの変化

今回は、ウォルターの変化が見られた回でした。

 

ウォルターは、ドラマが始まって以来ずっと違法薬物製造をやりたがっていました。

しかし、今話ではそうではありませんでした。

ウォルターは、ガスに薬物製造をやめる旨を話し、ジェシーにも人生をやり直そうと語りました。

 

ウォルターはいま、違法薬物をつくることよりも、家族を取り戻すことに気持ちが向かっています。

 

• ジェシーの変化

ジェシーは、リハビリ施設で変わったようです。

 

ジェシーは、「施設で学んだ。俺は真の自分を受け入れる。俺は悪人だ」と言っています。

彼はかつて、家を貸してもらうためか、ジェーンに「俺は良い奴だ」と言ったことがあります。

 

ジェシーの気持ちを思うと、胸が痛いです。