「新感染 ファイナル・エクスプレス」あらすじ・キャスト紹介・感想・評価

映画

「新感染 ファイナル・エクスプレス」あらすじ

現代社会で一番注目されている感染症の恐ろしさとは一体どんなものなのだろうか。

今回は日本でも大注目である韓国のゾンビ映画をご紹介させて頂きます。

 

このお話は韓国の農村地帯で起こった伝染病から話が展開していきます。

ある日、わき見運転によってシカが車に跳ねられてしまうのです。

血を流して死んでしまったと思われたシカが白く目を濁らせた状態で起き上がったのです。

農村とは遠く離れた大都市に住む主人公ソグは、証券会社に勤めていてファンドマネージャーとしても父親としても目まぐるしく忙しい生活を送っていました

娘のスアンが誕生日を迎えてプレゼントにゲーム機を渡すのですが、以前に同じものをあげていました。

あまり喜んでいないスアンに対して何がほしいのか、と尋ねるとスアンは「母親に会いたい」と言います。

仕事が忙しい中でも娘の願いを叶えてあげようと母親のもとへ連れていく決意をしたのです。

電車で向かうことになったので車で駅まで向かうことになりました。

パトカーなどが停まっており、物々しい雰囲気でなにか事件でもあったような状態でしたが二人は気に留める時間もなくそれを横目に見ながら電車に乗ったのです。

電車の発車寸前、ドアが閉まりかけるときにある女性が飛び乗ってきたのです。

スアンは窓の外を眺めていたので少しの異変に気付いていくのですが、ソグは疲れて眠ってしまい何も異変には気づきません。

電車が走り出してすぐに社内で騒ぎが起こります。

飛び乗ってきた女性に噛みつかれた女性の客室乗務員がかみ殺されますが、死んだと思われたその女性が生き返り目が白く濁った状態でうなっているのです。

またその生き返った女性はすぐに近くにいる人物に襲いかかります。

そしてまたその人は、かみ殺されたはずなのに生き返るのです。

この「感染」の連鎖がものすごい勢いで起こっていくのです。

しかも電車というこの密室で起こってしまったのです。

ソグたち親子やそこに乗り合わせた人たちは、このゾンビ電車から抜け出して無事に生き抜くことはできるのでしょうか。

「新感染 ファイナル・エクスプレス」キャスト紹介

 

コン・ユ(ソグ)

1979年7月10日

主人公で娘をもつ父親役を演じる

マネジメントSOOP所属

「新感染 ファイナル・エクスプレス」感想(ネタバレ)

コロナがちょうど日本で流行しだした頃にこの映画に出会いました。

以前は、ただのゾンビ映画として楽しむことができたのですが感染症が現代社会で当たり前の世の中である今様々なことを考えながら見入ってしまいました。

人間が噛んで死んだ人がまた生き返るなど現実的にありえない話ではありますが、気が気でありませんでした。

このゾンビ電車に乗り合わせた人たちもそれぞれの人生があります。

主人公親子もお母さんに会いに行きたいという思いがありますし、乗り合わせた夫婦はお腹に子どもがいる新婚さんで子どもを守らなければならない、という強い思いがあります。

この二人の男が自分たちの子どもを守るためにみんなの前にたち必死でゾンビ化した人間たちと闘っていくのです。

その二人の幼い子どもや女性を守り抜こうとする思いにとても感動しましたし、いつの間にか手に汗を握りながら応援していました。

最初は忙しい日々に子どもの気持ちを後回しにしてしまっていたソグですが、このことをきっかけに娘との溝もなくなり最高な父親となるのです。

最後のシーンはもう涙が止まりませんでした。

父親がやっとの思いで娘を助けて生き残れたと安堵したのもつかの間少し噛まれてしまったことに気付いたソグは、半分意識がある中自分がゾンビになって娘を殺すくらいなら、と自分から離れていきます。

その演技や表情はたまらなく切ないシーンでした。

ゾンビ映画ではありますが、家族愛がたっぷり詰まった作品です。

「新感染 ファイナル・エクスプレス」評価

ただのゾンビ映画ではない!というところがこの作品がヒットした理由でもあるかと思います。

ぞれぞれの人生のバックグラウンドがきちんと描写されていてそれぞれの人生に感情移入してしまいます。

そして最後には家族愛をしっかりと描いてくれるので、感動作です。

いつのまにか見入ってしまい、心の底から応援している自分と出会うはずです。

あまり身近ではなかった感染症をこの映画を通してかなり身近に感じられるようになっています。

コロナ禍での生活をしている現代社会を生きる私たちにとってこの映画で得られるものは沢山あります。

この映画を見終わったあとは大切な家族、大切な恋人、大切な友人と会いたくなってしまうでしょう。

そして、もっと大切にして貴重な時間を共にしたいと思うのです。

ホラーが苦手な方でもヒューマンヒストリーがきちんと描かれているのでとても見やすい作品となっています。

最後に(まとめ)

ゾンビ映画なのに最後は切なくて愛に溢れていて身の回りの人を大切にしよう、と思わせてくれる映画です。

ゾンビ映画を初めて見た私は衝撃的なシーンもあったのですが、こんなに温かい気持ちにもなれるんだ、と感動しました。

ぜひほっこりとした気持ちになりたい方にお勧めです。

衝撃的なシーンを含め最初から最後までずっと目を離せずに楽しむことができます。

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