ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』あらすじ・キャスト・感想(評価)・まとめ

ドラマ

 “ひとりで生きたいわけじゃない”。バツ3子持ちのキャリアウーマン、大豆田とわ子が仕事や家族、元夫たちとの関わりの中で、自分を見つけていくお話です。

 坂元裕二が脚本を手掛けた連続ドラマ。

 ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』のあらすじ・キャスト・感想(評価)をまとめてみました。

ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』概要

放送期間:2021年4月13日~6月15日

放送分:54分(全10話)

放送枠:フジテレビ系 火曜21時枠

 

【スタッフ】

脚本…坂元裕二

プロデューサー…佐野亜祐美

監督…中江和仁、池田千尋、瀧悠輔

ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』あらすじ

 建設会社「しろくまハウジング」の新社長で、3度の離婚歴がある大豆田とわ子は、亡くなった母のパソコンのメールを開くために、パスワードを設定したと思われる3人の元夫たちに連絡を取ります。

 再会をきっかけに娘の唄も交えて、最初の夫で唄の父親でもある田中八作の経営するレストラン「オペレッタ」で頻繁に彼らと会うようになったとわ子は、慣れない社長業に苦労するが幸せになることは諦めないと宣言。

 元夫たちは元妻との楽しかった日々に未練を抱きつつも、それぞれ彼らの周りの女性たちに振り回されていくのです。

 そして大豆田とわ子にも様々な男性との出会いがあり、自分らしく生きることや愛について考え感じる日々が展開されていくのでした。

ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』キャスト紹介

大豆田とわ子(40~41)…松たか子

 3度の離婚歴がある、建設会社「しろくまハウジング」の新社長です。最初の夫・田中との間の娘・唄とともに暮らしています。元建築士で、新社長になったことで他の社員と距離ができてしまったことに寂しさを感じ、向いていないとこぼしている。

 

田中八作(40)…松田龍平

 とわ子の最初の夫で、東京の奥渋谷のレストラン「オペレッタ」のオーナー兼ギャルソンです。物腰が柔らかく人当たりがいいので、女性からモテる。通称「オーガニックなホスト」。結婚以前から、実は他の女性が好きだったことを知ったとわ子は、離婚を申し出ました。

 

佐藤鹿太郎(45)…角田晃広

 とわ子の2番目の夫です。少し有名なファッションカメラマン。元はスクープカメラマンでしたが、社交ダンスでとわ子と知り合ったのをきっかけに、転身しました。とわ子に未練が激しくあり、周囲からよく器が小さいと言われます。

 

中村慎森(31)…岡田将生

 とわ子の3番目の夫で、「しろくまハウジング」の顧問弁護士です。何でも否定から入るひねくれ者で強がり。他人に弱みを見せられずに、自分で自分のことをよく励ましています。

 

大豆田唄(中学3年生~高校1年生)…豊島花

 とわ子の一人娘です。田中八作との子供。高校進学をきっかけに、自立すると宣言し祖父・旺介の家に引っ越します。最初は医者になると勉強にはげんでいましたが、開業医の息子と付き合うようになり一度は目的がブレるものの、再び自分を取り戻しました。

 

大豆田旺介…岩松了

 とわ子の父親。元衆議院議員ですが、落選が続いて現在は無職です。妻と死別した後、再婚。前妻が他に思いを寄せている人がいることに、気がついていました。

 

渡来かごめ…市川実日子

 とわ子の30年来の親友で、未婚で気ままな生活をしています。

 

小鳥遊大史…オダギリジョー

 朝活のラジオ体操で出会った数式を持ち歩く男性です。実はのちに十和子とビジネスで関わることになる人物。

ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』感想(評価)

 魅力的な大豆田とわ子の周りに起こる出来事という単純な想像を、明るく楽しく飛び越えていってくれたドラマでした。ひとりひとりの登場人物の描写はとても完璧で、どの人物もどこか欠点があって、そこが人間臭くて愛してしまう。坂元裕二らしい作品に感じました。

 どの回でも徹底して面白く、くすっと笑ってしまう間抜けなシーンや描写を入れてくれたところに惹かれました。特に後半の小鳥遊大史の登場は最高でした。激しく誇張されていましたが、こんな人いるいるっと観ながらこぼしてしまうほど楽しく観させていただきました。

 オダギリジョーさんはすごい役者さんですね。

ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』まとめ

 軽快で抜けた感じがコミカルな、それでいて都会で働く現代の大人の女性の恋愛事情をよく描いていたお話でした。

 三人の元夫が時々妖精のように見えたのも、楽しかったです。当たり前のように周りにいる人のかけがえのない愛を、改めて感じた作品でした。「好き」っという気持ちが、本当の意味での家族を作るのですね。

 最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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