『模倣犯』の登場人物である、フリーライターの前畑滋子を主人公とした、宮部みゆきの長編小説『楽園』のドラマ化。
連続誘拐殺人事件(『模倣犯』での事件)から9年が経ち、前畑滋子がある夫婦の犯した16年前の殺人事件を追っていくサスペンスドラマです。
ドラマ『楽園』【第4話】のあらすじ・キャスト・感想(評価)をまとめてみました。
(トップ画像公式ページより)
ドラマ『楽園』前回までのお話
放送期間:2017年1月8日~2月12日 《全6回》
WOWOW「連続ドラマ」枠 (日曜22:00~23:00)
放送時間:50分
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ドラマ『楽園』【第5話】あらすじ
滋子は「シゲ」の正体は三和明夫であることをつかみます。急いで明夫の家に行ってみると、誰もいない部屋に監禁殺害のあとが残っていました。警察を呼ぶ滋子。
誠子を明夫から守らなくてはと、滋子と土井崎から解雇された治美は、金川に甥っ子である明夫と接触させてほしいと話をしますが、断られてしまいます。
滋子から誠子の様子を聞いた土井崎は、明夫を殺そうとしますが明夫はその場に現れなかったのです。
ドラマ『楽園』【第5話】キャスト紹介
《キャスト》仲間由紀恵 【前畑滋子役】ルポライター
《キャスト》黒木瞳 【高橋治美役】弁護士
《キャスト》小林薫 【土井崎元役】父親
《キャスト》伊藤紗莉 【土井崎茜役】長女
《キャスト》夏帆 【土井崎誠子役】次女
《キャスト》石坂浩二 【金川一男役】児童相談所「あおぞら会」会長、明夫の叔父
《キャスト》金子ノブアキ 【三和明夫役】前科持ちの男、金川の甥
《キャスト》甲本雅裕 【前畑昭二役】滋子の夫
《キャスト》西田尚美 【萩谷敏子役】事件の依頼者
ドラマ『楽園』【第5話】感想(評価)
三和明夫の残忍さは救いようのないものでした。身の回りにいる人をことごとく利用して生きていくことが、明夫のアイデンティティのようです。そして利用できなくなったり、逆に自分を支配しようとしてきた瞬間に抹殺するという、絵にかいたようなキャラクターでした。
また監禁殺人をした自分の家に警察が踏み込んでいるのを横目に、前から自分に関心を寄せてきていた小学生の少女を車で誘拐し、どこかへ連れて行ってしまったシーンは、明夫らしさを助長していました。
明夫に対する土井崎の思いは、もっともっと知りたいところですね。明夫の話を滋子たちがするたびに、怒りに満ちた顔をする理由は何なのか。
土井崎のこの怒りの表情が、お芝居とは思えないほど深みと人間臭さとリアリティがあるので、この作品の中での見どころのひとつだと感じています。
ドラマ『楽園』【第5話】まとめ
自分の犯罪の秘密を握られ、脅されていた一人の男の持つ、秘めた怒りの理由とは。全てが繋がり見えるものは何なんでしょうか。
滋子は9年前の事件(『模倣犯』での事件)を乗り越えることができるのか。
次回最終回でお会いしましょう。
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