平凡に暮らしていた主婦が、ある日素敵な男性と出会い、許されざる恋に落ちてしまう。ゆっくりと安心していられる毎日に、刺激を求めた女性。
たった4日間の恋は、忘れかけていた女性としての潤いと、心のきらめきを取り戻させ、一瞬でも永遠を感じさせるのでした。
揺れ動く男女の心の機微を描く、大人のラブロマンスです。
映画『マディソン郡の橋』のあらすじ、キャスト、感想(評価)をまとめてみました。
映画『マディソン郡の橋』概要
公開日:1995年9月1日(日本) / 1995年6月2日(米国)
上映時間:134分
原題:『The Bridges of Madison County』
【スタッフ】
監督:クリント・イーストウッド
原作:ロバート・ジェームズ・ウォラー『マディソン郡の橋』
製作:クリント・イーストウッド
映画『マディソン郡の橋』あらすじ
1989年、母であるフランチェスカのお葬式のためにやってきた長男・マイケルとその妹・キャロリンは、母の遺書に「火葬してローズマン・ブリッジから遺灰をまいてほしい」と書いてあるのを目にします。通常の土葬ではなく、なぜ火葬にしてまくことを母は願っているのか。
兄弟は平凡な暮らしをしていた母に秘密があったことに、遺品整理をしながら少しづつ気づいくのです。
時は戻り1965年の秋、忙しいが単調な毎日を送るフランチェスカ。夫・リチャードは、子供たち2人と子牛の品評会で隣の州へ出掛けることになりました。
一緒に行こうという夫の誘いに、やりたい家事がたくさんあると断ります。彼女は家族のいない4日間を、一人で過ごすことに決めたのでした。
そこへ一人の写真家・ロバートがやってきます。初対面の彼はローズマン・ブリッジを撮影したいのだが、場所はどこかと道を尋ねてきました。その雰囲気にフランチェスカは惹かれ、デートを重ねるうちに、ついにふたりは恋に落ちてしまうのでした。
映画『マディソン郡の橋』キャスト紹介
ロバート・キンケイド…クリント・イーストウッド
マディソン郡の橋を撮影するためにやってきた写真家です。
フランチェスカ・ジェイソン…メリル・ストリープ
小さな農村の主婦です。結婚15年目。
映画『マディソン郡の橋』感想(評価)
平和で穏やかであることに慣れて、母であっても女というものを忘れかけていたところに起きた男女の物語でしたね。
フランチェスカを品評会に誘う時も、リチャードは誠実に彼女を女性として扱っていたので、なんだか可哀そうでしたが、せっかく料理を作っても無言でむしゃむしゃ食べて終わると言うのは、とてもさみしいものです。
当たり前が実は当たり前ではないこと、日課や習慣になってしまっていることでも、いつもありがとうと感謝して、丁寧に毎日を積み重ねることが大切なのかもしれませんね。
素敵なドレスを着て、素敵な演出をして、彼に会えると心を躍らせて、そして時にこれが永遠には続かないと苦しく切なくなって…いくつになっても恋愛は人にとって必要なものです。
そんな母だとは全く思っていなかった子供たちは、それを最初は受け入れがたくも、兄弟で話し合って支え合って、ちゃんと理解しとても素晴らしいと思いました。
とても良い家族だったのだなと思います。
映画『マディソン郡の橋』まとめ
フランチェスカ演じるメリル・ストリープの細かな心の動きが愛らしくて、恋する女性の可愛らしさを観ることができました。
またクリント・イーストウッドは本当に若いので、びっくりしました。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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