おくりびと あらすじ・概要・キャスト・感想・評価!

映画

日本映画の最高峰作品!

本木雅弘、広末涼子出演の話題作!!

この記事では「おくりびと」について簡単にまとめています!!

おくりびと 概要・キャスト

「おくりびと」は2008年に公開された作品です。

監督は「天地明察」や「ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~」を手がけた滝田洋二郎が務めました。

主演を演じたのは「日本の一番長い日」や「天空の蜂」に出演している本木雅弘。

他にも「ゼロの焦点」の広末涼子、「検察側の罪人」の山崎努らが出演しています。

ここからはメインキャストの紹介です!

小林大悟/本木雅弘

チェロ奏者で東京の楽団に所属していたが、解散となる。

それを機に田舎の山形へ妻の美香と帰ることに。

仕事探しをしている際に目に留まったNKエージェントが納棺の仕事と知らずに就職する。

社長の佐々木に言われるがまま仕事をこなしていく。

小林美香/広末涼子

大悟の妻。

大悟と共に山形で暮らすことに。

大悟が納棺の仕事をしていることをはじめは知らなかった。

ウェブデザイナー。

佐々木生栄/山崎努

NKエージェントの社長。

面接にきた大悟を即採用する。

直感で動くことが多く、大悟を振り回す。

上村百合子/余貴美子

NKエージェントの事務員。

佐々木と知り合った際に、佐々木に納棺してもらいたいと考えるように。

帯広出身。

おくりびと あらすじ

小林大悟はプロのチェリストだった。東京の管弦楽団にも所属していたが、興行不振などで解散となってしまう。大悟はチェロの道を諦め、地元である山形に妻の美香と一緒に帰郷することになる。

大悟は地元で職を得るために求職活動を始める。そんなとき大悟の目に留まったのはNKエージェントという会社だった。高給を保証されていたり、労働時間が少ないことが謳われていた広告をみた大悟は旅行代理店と思い込んで面接へ向かう。NKエージェントの社長である佐々木は面接において履歴書を読むことなく、どっぷり働けるかの意思確認をしただけだった。そして大悟はその場で採用となった。このNKエージェントという会社は旅行代理店などではなく、納棺を引き受ける会社であった。仕事内容を知った大悟は動揺するが、佐々木が強引に就職させる。美香には納棺の仕事をするなどとは言えず、冠婚葬祭関係とだけ伝える大悟だった。美香も結婚式場に就職したものだと勘違いする。

大悟が会社に出社すると、納棺の解説映像に遺体役で出演することになる。初めての納棺の現場では孤独視した女性の腐乱した遺体を扱うことになり、納棺という仕事の過酷さとやりがいを知ることになる。そんなとき、大悟が納棺の仕事をしていることが噂になる。周囲からは「ましな仕事に就け」、「この人みたいな仕事をするのか」などと言われる。噂は美香にも伝わり、「汚らわしい」と家を出て行ってしまうのだった…。

おくりびと みどころ

納棺という仕事、人を送り出すという仕事に理解を深めることができる作品です。

そして偏見などの周囲の意見に悩まされる大悟と佐々木の話にぐっときます。

人の死に立ち会うこと、納棺するという立場についた大悟の心境の変化が繊細に描かれています。

広末涼子さんや杉本哲太さんら周囲の人々の反応もリアルというか生々しいというか。

大悟が美香にすがりつくシーンも死に直面した大悟が生を感じたかったから。

それが分かりやすく、かつ記憶に残るような場面として表現されているという印象を受けました。

揺れ動く大悟に語りかける佐々木演じる山崎努さんの重厚な演技にも圧倒されると思います!!

おくりびと 感想・評価

感動しました。

人生の最後の旅立ちをお手伝いする納棺という仕事。

私も立ち会ったことがありますが、非常に丁寧な仕事をされていた記憶があります。

なので作中で納棺に対する偏見が描かれていたのは若干の違和感がありました。

それも大悟の気持ちを揺らがせるというはたらきを期待しての演出であることも理解できます。

だからこそ結末には納得できますし、よかったと思える内容でした。

生と死の対比が演出されているのも鑑賞していて見応えがありました。

この作品は第32回日本アカデミー賞で多くの賞を受賞しました。

最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀主演男優賞(本木雅弘)、最優秀助演男優賞(山崎努)、最優秀助演女優賞(余貴美子)、最優秀撮影賞、最優秀照明賞、最優秀録音賞、最優秀編集賞。

広末涼子さんも優秀主演女優賞を受賞していました。

さらには第81回アカデミー賞の外国語映画賞も受賞しています。

国内外で高評価を得ている作品となります。

おくりびと まとめ

いかがでしたか?

「おくりびと」は受賞歴だけをみればもちろん素晴らしい作品と分かります。

しかしそれを抜きにしても誰もが一度は鑑賞するべきではないかと思います。

日本の映画が世界に認められたという点でももちろん鑑賞する価値は十分にありますよね。

この記事を読んだ方が「おくりびと」に興味を持っていただけたら嬉しいです!!

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