イキガミ あらすじ・概要・キャスト・感想!

映画

国から無造作に選ばれた若者が殺される。

死亡予告書を配達する役人が感じることとは…。

この記事では「イキガミ」について簡単にまとめています!!

イキガミ 概要・キャスト

「イキガミ」は2008年に公開された作品です。

原作は間瀬元郎の同名漫画「イキガミ」です。

原作は小学館の週刊ヤングサンデーで連載されていました。

全10巻となっています。

監督を務めたのは「グラスホッパー」や「去年の冬、きみと別れ」を手がけた瀧本智行。

主演は「イニシエーション・ラブ」や「LIAR GAME」シリーズの松田翔太。

他にも塚本高史や成海璃子、山田孝之らが出演しています。

ここからはメインキャストの紹介です!!

藤本賢吾/松田翔太

主人公の男性。

イキガミ配達員の新人公務員。

国の繁栄のための制度に疑問を抱きつつ業務をこなす。

森尾秀和/塚本高史

フォークデュオを組んでいる男性。

相方のみプロデビューしてしまい、自身はアルバイトの日々。

デビュー後の相方の方向性に疑問を抱く。

滝沢和子/風吹ジュン

国家繁栄維持法を支持する国会議員。

息子にイキガミが届き、選挙演説に息子を利用しようとする。

飯塚さくら/成海璃子

全盲の少女。

角膜の移植が必要で、ドナーを待っている。

兄のさとしを慕っている。

飯塚さとし/山田孝之

さくらの兄。

さくらにはサラリーマンと伝えているが、実際は詐欺で生計を立てている。

イキガミが届くことで角膜をさくらに提供することを決意。

イキガミ あらすじ

主人公の藤本賢吾は新しく公務員になった若者。同僚となった人たちと一緒に国家繁栄維持法の説明を受けていた。国家繁栄維持法とは、国民は子供のころに受ける注射によって18~24歳の間に一定の割合で死を強制する制度。この制度により、国民に生きる意味を強く認識させることが目的だった。死ぬことが判明した若者にはイキガミという死亡予告通知が事前に送られてくる。藤本はそのイキガミを配達するという仕事を任される。

藤本は指定された住所にイキガミを配達しに行く。すると藤本を出迎えたのはイキガミが通知した田辺翼ではなく、その母親だった。母親はイキガミを見ると事態を悟ったかのように動揺する。淡々とイキガミの説明をする藤本に母親は息子を殺さないでくれを懇願するのだった。藤本は国家繁栄のためと返すしかなかった。

イキガミが届いた翼は動揺し、涙を流す。森尾秀和と組んで、ストリートミュージシャンだった翼はひとりだけプロになっていた。それでも翼は新たな相方の引き立て役としてスカウトされただけだった。翌日、翼は音楽番組の生放送に出演予定だった。しかし翼は街をさまよい、かつて喧嘩別れをした秀和に会いに向かうのだった…。

イキガミ みどころ

松田翔太演じる藤本が初めは淡々と事務的に業務をこなしていきます。

しかし配達先の通知相手と接し、その人の最期の生き方を見て心が動いていく描写が個人的には好きです。

翼の最期に涙を流したり、自殺を止めた相手にイキガミを渡したり、飯塚兄妹のやりとりには藤本でなくとも精神的にきついですよね。

それゆえに各通知相手の人生が色濃く描かれていて、鑑賞している私たちも引き込まれていくと思います。

個人的には飯塚兄妹のエピソードが一番ぐっときました。

藤本が国家繫栄維持法に疑問を抱いていく様子もうまく描写されていますので、注目してみるといいかもしれません。

イキガミ 感想

重い内容でしたね。

いきなりイキガミが配達されて明日死にますなんて納得できないですよね。

最期だからこそやり残したこと、大切な人に伝えたいことが強く浮かび上がるのでしょうか。

この制度によって生きるという意味を強く認識するかどうかは分かりませんが…。

松田翔太さんの演技に引き込まれていきました。

それ以上に山田孝之さんと成海璃子さんの兄妹の話はかなり悲しくなってしまいました。

こんな制度作る気が知れない…。

そして翼の曲がまたぐっとくるんですよね。

生きる意味とは…を考えさせてくれる作品でした。

イキガミ まとめ

いかがでしたか?

「イキガミ」について簡単にまとめてみました。

若干重い雰囲気の作品ですが、鑑賞する価値はあると思います。

この記事を読んだ方が「イキガミ」に興味を持っていただけたら嬉しいです!!

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