映画「斉木楠雄のΨ難」(さいきくすおのさいなん)は、麻生周一による同名漫画を実写化したギャグコメディ作品です。
超能力を持つ高校生・斉木楠雄とその友人たちのドタバタを描きます。
ストーリーは、原作の話にオリジナルのネタを付け加えたものとなっています。
キャストには、山崎賢人、橋本環奈、吉沢亮など人気者がそろいました。
監督は、コメディ作品に定評のある福田雄一です。
ギャグ漫画が好きな方におすすめの一作となっています。
目次
映画「斉木楠雄のΨ難」の基本情報
- 監督、脚本…福田雄一(監督、放送作家。「コドモ警察」「銀魂」など。)
- 主題歌…「恋、弾けました。」ゆず
- 配給…ソニー・ピクチャーズエンターテインメント、アスミック・エース
- 公開…2017年10月21日
- 上映時間…97分
- 製作国…日本
- 興行収入…10億円
- 原作…漫画「斉木楠雄のΨ難」(作:麻生周一)。週刊少年ジャンプ掲載。
映画「斉木楠雄のΨ難」の キャスト紹介
斉木楠雄(演:山崎賢人)
超能力を持つ高校生。
超能力のことは、家族以外には秘密。
平穏な生活を送ることを目標として生きている。
演:山崎賢人
俳優。
「デスノート」「ヒロイン失格」「orange」「グッド・ドクター」「キングダム」など出演多数。
照橋心美(演:橋本環奈)
宇宙一可愛い学園のアイドル。しかし、その本性は…⁉
楠雄に恋心を抱いている。
演:橋本環奈
「ハルチカ」「銀魂」「シグナル100」など出演多数。
燃堂力(演:新井浩文)
自称「斉木の相棒」。
深いことは考えない素朴な性格。
ケツあごが特徴。
海藤瞬(演:吉沢亮)
愛すべき中二病患者。
自分は実は「漆黒の翼」で、悪の組織「ダークリユニオン」と戦っていると思い込んでいる。
灰呂杵志(演:笠原秀幸)
熱血少年。
正統派スポーツ漫画の主人公のような性格をしている。
頼れる学級委員長。
窪谷須亜蓮(演:賀来賢人)
暴走族の元総長だが、それを隠して暮らしている。
蝶野雨緑(演:ムロツヨシ)
頼りなさそうなイリュージョニスト。
神田品助(演:佐藤二朗)
校長先生。
一瞬だけ出演。
斉木久留美(演:内田有紀)
主人公・楠雄のママ。天然。
パパとはラブラブの仲。
斉木國春(演:田辺誠一)
主人公・楠雄の弱弱しいパパ。
ママとはラブラブの仲。
映画「斉木楠雄のΨ難」の あらすじ、ネタバレ
斉木楠雄は、超能力を持つ高校生。
彼は、超能力を周囲に隠していることから、目立たず平穏に生活することを目標として日々を生きていました。
そして、文化祭。
学校は、毎年文化祭でトラブルが起こることに業を煮やし、「今年また文化祭で何か問題が起こったら、来年からは文化祭は廃止する」と宣言します。
それを知った楠雄は、困惑します。楠雄は文化祭の日、いつも学校をさぼって日帰り旅行を楽しんでいたのです。文化祭が廃止されたら、そのささやかな楽しみが奪われてしまいます。
楠雄は危機を感じ、文化祭で問題が起こらないようにすることを固く決意しました。
しかし、もちろんそううまく事は運びません。
楠雄の周りの個性的な面々は、いかにもトラブルが起こりそうな行動をとり始めます。
イリュージョニストの蝶野雨緑は、危険なマジックに挑みます。元暴走族総長・窪谷須亜蓮は、昔の知り合いとケンカを始めます。
中二病患者の海藤瞬は悪の組織「ダークリユニオン」と邂逅し、熱血少年・灰呂杵志とケツあご少年・燃堂力は、「学園のアイドルに10分見つめられる権」が賞品となったマラソン大会に出場します。
さらに、楠雄に恋心を抱いている学園のアイドル・照橋心美は、嫌がる楠雄にしつこくつきまといます。
楠雄は、これらの難問を一つずつ解決していきました。
しかし、最後の最後に思いもよらない出来事が起こり…!?
映画「斉木楠雄のΨ難」の 感想
とにかく、ただただ楽しいギャグ作品です。
最初から最後までギャグコメディ。映画によくある感動や学びなんかは、この作品にはありません。原作漫画にはホロリとするようなちょっと良い話も含まれているのですが、この映画にはそういったものはほぼ含まれていません。
いっそすがすがしいです。
とにかく、1時間37分笑って楽しめる作品です。
ギャグの感性が合えば、幸福な時間を過ごせるでしょう。
キャストは、ほぼ全員登場人物に合っていたように思います。
漫画原作のギャグ作品なので、役作りや演技はなかなか難しいところがあったのではないかと推察しますが、役者さんはみんなよく頑張ってくれたように感じました。
燃堂くんのケツあごはよく出来ていたと思います。
映画に関し1つだけ難点を挙げるとすれば、漫画の実写化映画なのでどうしても違和感を覚えてしまうことでしょうか。
漫画で見ているときは平気なのですが、同じ話でも実写になってしまうとどうしても変に見えたりチープに見えたりしてしまいます。
しかし、これは漫画原作の実写作品ではよくあることですし、どうすることも出来ないと思いますので、仕方がないですね…。
「斉木楠雄のΨ難」は、とにかくギャグが面白い作品です。
ギャグが好きな人、少年漫画が好きな人、何も難しいことを考えずに笑いたい気分の人に良いと思います。
肩の力を抜いて、軽~い気持ちで観るのがおすすめです。
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