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「パラサイト 半地下の家族」あらすじ
第92回アカデミー賞最多の4部門受賞し、アジア初の作品賞を受賞しました。
そして、第72回カンヌ映画祭パルムドールに輝いた超話題作品です。
ポン・ジュノ監督による韓国を舞台としたブラック・コメディスリラー映画となっています。
仕事と言えば近所にあるピザ屋さんの箱をつくる低賃金の内職をしたりしている韓国の「半地下」に暮らす貧しい失業中4人家族が主人公です。
そんな貧しい暮らしから脱するためになにかいいことはないかと考える毎日を送っていました。
そんなある日長男のギウの友人である名門大学に通うミニョクがやっている家庭教師のアルバイトが海外留学に行くのにできなくなるので代わりにやってほしい、と声をかけられます。
浪人中のギウは自分なんかにできるのかと最初はためらいますがお給料の金額を聞いて仕事を受けることにしたのです。
ギウが家庭教師として向かった先はなんと高台にある豪邸に住むパク一家であった。
名門大学の入学証明書を偽造してギウは「ケビン」という名の大学生を名乗りました。
ここで上手くやればいい思いをできるかもしれないと勘付いたギウは、初日にしてうまく母親と娘の信頼を得て見事パク一家の家庭教師として働くことが決まりました。
パク一家にはギウが教師をする娘の他に息子もいました。
ギウの妹もここで働けば効率がいいのではないかと考え、息子のダソンに姉を家庭教師として紹介したのです。
こちらも無事にダソンの美術の家庭教師となった妹のギジョンは、兄と協力して次々とこの家に仕掛けをしていくのです。
パク一家にだんだんと入り浸っていくキム一家、この両家にこれからどんな衝撃な展開が広がっていくのでしょうか。
また「パラサイト」=「寄生虫」の本当の意味とは何なのでしょうか。
「パラサイト 半地下の家族」キャスト紹介
ソン・ガンホ(キム・ギテク役)
1967年2月25日
大韓民国の俳優
この映画では半地下住宅に暮らす一家の主を演じる
チェ・ウシク(キム・ギウ役)
1990年3月26日
大韓民国で活動するカナダ人の俳優
この映画ではギテクの息子を演じる
パク・ソダム(キム・ギジョン役)
1991年9月8日
韓国の女優としてアーティストカンパニー所属
この映画では美大を目指す浪人生でギテクの娘を演じる
「パラサイト 半地下の家族」感想
本当に「素晴らしい作品」という一言に尽きます。
こんなにコミカルで残酷で面白さを感じる作品い出会えたことにとても感動しました。
裕福な家族を騙しながら少しずつパク一家に侵入していく姿はとても巧妙で見ていてワクワクが止まりませんでした。
前半は本当にくすっと笑えたり、かなりコミカルで楽しく映画を観ていました。
そこから後半にかけての物語の展開の仕方にはもう想像を越えてきて驚きと衝撃が押し寄せてきて、本当にすごかったです。
もうなんて表現したらいいのかわからないほどの衝撃なんです。
本当にどんな世代にも見て頂きたい作品だな、と思います。
それぞれの登場人物のキャラクターの個性がとてもハッキリしているので海外の映画を観ていて誰がどの配役なのか途中で分からなくなることもありません。
俳優さんとの組み合わせもばっちりでとても印象に残りました。
貧乏な家族がのし上がるために手段を選ばずにどんどん巧妙な手口で自分達とは反対の家族に入り浸っていく姿はすごいものでした。
見る人によって、持っている価値観によってこの映画の感想は全く違うものになるんだろうな、とも感じることがあります。
そんな不思議な感覚にさせてくる映画なんです。
とにかく少しでも気になる要素がある方は絶対に観てみてください!
「韓国映画」というジャンルの虜になると思います。
「パラサイト 半地下の家族」評価
現代社会で問題となっている格差問題をバラエティ豊かに表現している作品です。
この映画の凄さの一つにはどの世代がみても同じ感動や面白さを感じることができる作品であるということです。
作品の雰囲気や描写などからして貧しい一家と裕福な一家の対照的な家族の在り方がとても分かりやすくて作品に集中するポイントでした。
とても面白い名作ではありますが何回も見れば見るほど違う角度から物語を見ることができたり、伏線を回収できてこの映画の素晴らしさを感じることができます。
そしてなんといってもこの映画のもつテンポが良くて飽きることなく最後まで集中して楽しむことができました。
シーンの切り替えにも圧巻でした。
半地下での生活感もとてもリアルで韓国では本当に半地下に住む人たちがいると思うとなんだか切ない気持ちになります。
日当たりもなく蒸し暑くカビだらけの空間、天井も低くかなりの劣悪な環境で暮らしている人もいる韓国の社会の状況を知ることができたいい機会となりました。
だからこそこれだけ世界中から注目される作品になったのだな、と感じます。
最後に
衝撃の話題作を家族や恋人、友人と一緒に観てみませんか。
少しだけ世界への価値観が変わるかもしれません。
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