こんにちは!
今回はドラマ・『100万円の女たち』最終回を紹介します。
11話では、犯人の正体とその目的が明かされました。
この最終回では、犯人の末路と、登場人物のその後が描かれています。
目次
『100万円の女たち』の主な登場人物
道間 慎:野田洋次郎
売れない小説家。
ある日突然現れた5人の美女と、同居することになってしまう。
白川美波:福島リラ
何故か家の中では全裸で過ごす女、30歳。
すべてが謎めいている。
塚本ひとみ:松井玲奈
読書とヨガが趣味の女、26歳。
慎に好意を持っている?
小林佑希:我妻三輪子
おっとりしていて知的欲求が強い女、24歳。
反面、何を考えているのか掴みづらい。
鈴村みどり:武田玲奈
生い立ちに謎を秘めた女子高生、17歳。
ある悩みを抱えている。
開奈々果:新木優子
独特の雰囲気を持つ、マイペースな女、20歳。
朝の牛乳は欠かせない。
『100万円の女たち』のあらすじ(ネタバレあり)
佑希の誤算
みどりは佑希と、あるホテルの一室で向き合っていました。
「実は私、高校を辞めたんです。」
みどりは一緒に暮らしている間、佑希に相談に乗って貰うこともありました。
その時のことを、「私本当に嬉しかったんです」と感謝すると、作り笑いで微笑む佑希。
「そういえば、どうして佑希さんは、招待状の誘いに乗ったんですか?」とみどりが問うと、佑希は少し戸惑いますが、「本当に人が死んでしまうと思っていなかったので」と、返しました。
そして逆にみどりに同じ質問をすると、みどりは「私が死んでも何も変わりませんから」と答えます。
「そんなことないです、きっと道間さんが悲しみます」と、しらじらしく慰める佑希。
それでもみどりは言いました。
「もうあの人たちに会うことはないと思います。」
「どうしてですか、道間さんのこと好きなんでしょ?」
「はい、だからです。もうあの人の近くに人殺しはいらないんです。」
この瞬間、みどりの目つきが変わりました。
「えっ?」
油断していた佑希の背後から、首にロープが巻かれます。
いつの間にか、そこには砂子がいました。
苦しむ佑希にひとみは言います。
「情けない顔するんですね、ヤノメグミさん。」
佑希の本名も、夫に関する情報も、すべて美波が遺言状でみどりに残していたのです。
メグミの夫はフィクサーで莫大な財産を持ち、金の力で警察、ヤクザ、政治家も操っていた人物でした。
今はそれをメグミが引き継いでいたのです。
みどりは言いました。
「最期の時に美波さんは、そんな情けない顔をしていなかった筈です。」
「招待状を受け取ってあの家へ行った人たちには、みんな死ぬ覚悟があったんです。」
「悔しいですか?ヤノメグミ、悔しいって大事よ。」
「悔しいって大事。」その言葉は、かつて美波がみどりに言った言葉でした。
こうしてヤノメグミは抹殺され、砂子は遺体処理を武に命じたのです。
武は去り際にみどりに言いました。
「みどり、またな。」
その日みどりは、自分の本名と決別して生きて行く決心をしたのです。
その後みどりは、「白川美波」を名乗り、ある施設に多額のお金を寄付するのでした。
抜け殻になった道間
その頃道間は、抜け殻のように街を彷徨っていました。
女子高生を見るとそれがみどりに見え、まだ近くにいるように奈々果の声が聞こえ、本屋の店員はひとみに見えてきます。
しかし、ひとみだけは現実のひとみだったのです。
ひとみは本屋に勤め、店では道間のコーナーを手掛けて、陰ながら道間を応援していました。
しかしひとみは、道間への想いを諦めることができずに、本当は苦しんでいたのです。
同棲生活の始まり
ある日道間がアパートに帰ると、そこにひとみと“ネコ”がいました。
「今日からここで暮らします」というひとみ。
思い返せば、あの家に最初にやって来たのも、ひとみでした。
そのことを思い出した道間は、初めてひとみに聞きました。
「どうしてひとみちゃんは、あの家に来たの?」
するとひとみは、道間を守るためだと答えます。
「どうして、僕を?」
「最初はファンだったから。でも途中から好きになっちゃった。」
そしてひとみは、道間に抱きついていきました。
「ギュッとしてください。」
しかし道間は、もう誰も傷つけたくありません。
「ねえ、家族が人を殺めてしまって申し訳ないとか、一緒に暮らしていた人たちが殺されて責任を感じるとか、こうだから、そうだからとか、そんなに理由や理屈がなきゃ、生きてちゃいけないの?」
ひとみが精一杯の気持ちを道間にぶつけると、道間も飾らない本音を漏らしました。
「ほっといてよ。嫌なんだよ、全部。大事なものができるのも、それをもうなくすのも・・・」
「私にチャンスをください。そばにいさせてくれるだけで、それだけでいいから、また一緒に暮らして貰えませんか?」
道間は言葉に詰まって、何も答えられません。
「大丈夫だから、もう自分を許してあげて。私は長生きするからさ。」
すると抜け殻だった道間の目から、涙が零れました。
「よろしくお願いします。」
『100万円の女たち』の感想
佑希の本名は「ヤノメグミ」で、夫はフィクサーあったことが明かされました。
佑希は、「お金と確かな人脈さえあれば、出来ないことなどほとんどない」と、道間に言ったことがありました。
しかしこの最終回で、どんなにお金があっても、“死”の前では無力なのだと感じずにはいられませんでしたね。
最後死ぬ瞬間に涙を流す佑希を見て、「泣くのかい!」と、突っ込みたくなったのは、私だけでしょうか?
いずれにしても、「自分が利口だ」と自惚れて、普通に生きている人を「見下げる」佑希のキャラクターでは、その末路がこの展開なのも、納得できます。
まとめ
今回は『100万円の女たち』最終回を紹介しました!
みどりは佑希に復讐した後、美波の意志を受け継ぎ、そして道間とひとみはハッピーエンドという結末でした。
この、『100万円の女たち』は、最初の設定が謎に包まれていて、1話ごとにそれが明かされていきました。
そして後半は、恐ろしいながらも息を飲む展開で、飽きずに視聴できる作品になっています。
全12話でしたが、一話30分弱なので、休日に一気に全話視聴も可能です。
自信を持ってお勧めできる作品なので、興味のある方は本編もご覧になってみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント