「バックドラフト」消防士映画の名作!あらすじ・キャスト・感想

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「バックドラフト」ってどんな映画?

1991年公開の「バックドラフト」という映画をご存じですか?正に消防士映画の名作です!火災調査員役にあのロバート・デ・ニーロも出演されていて、上の写真の様に命がけで火災から人々を救出するために戦う男たちの熱い作品を早速ご紹介していきましょう。

「バックドラフト」のあらすじ

シカゴ消防局の第17分署に勤務する消防士の父デニス・マカフレイ(カート・ラッセル)は、スティーブンとブライアンという二人の男の子の父親でした。ある日デニスはブライアンを連れて、火災現場で救出作業を行いますが、突然ガス爆発が起こり、ブライアンの目の前で同僚のアドコックスを庇って殉職してしまいます。ブライアンは殉職した父のヘルメットを持って、現場に佇む写真は雑誌にも掲載され話題を呼びました。

兄のスティーブンは父と同じ道を進み、シカゴの第17分署の隊長として隊員を率いて活躍していました。ところが弟のブライアンは消防学校を逃げだし、その後も職を転々としていました。しかし再び消防学校へ入学し、無事に卒業したブライアンはシカゴに戻りましたが、兄スティーブンが裏で手を回し、スティーブンと同じ17分署の配属へ変更してしまっていました。

いつも強気で口は悪く、消防士一筋でエリートのスティーブンと、弱気で職を変えてばかりいるブライアンとは確執がありましたが、スティーブンはその強引な性格が仇となり妻子とも別居中で、一人父親の残した船に住んでいました。

シカゴでは空気が解放された瞬間に、爆発を起こし火の手が上がる「バックドラフト」が多発していました。元消防士で現在は火災調査官のドナルド・リムゲイル(ロバート・デ・ニーロ)は、火災後の調査に赴き、立て続けに起こる火災は放火によるものではないかと考えます。市会議員のスウェイザクは、予算の削減案として消防署と消防士の人件費の削減を進めていて、リムゲイルの調査を待っていましたが、なかなか結論に至らないので、助手となる人材を探していました。スウェイザクの秘書で、ブライアンの元恋人のジェニファーはブライアンの出世の為にと助手にブライアンを推薦します。しかし兄を見返すために消防士として必死に勤務するブライアンは、助手の話には全く興味を示しませんでした。

しかしある火災現場でブライアンを従えて、建物内に入ったスティーブンは危険を顧みず突入してしまい、炎の勢いに負けたブライアンは尻込みしてしまい一緒には入れませんでした。スティーブンが炎に巻かれたと思ったその時、炎の中から幼い子供を抱きかかえたスティーブンが出てきました。その後無事に火災は鎮火しましたが、スティーブンの様には動けなかったブライアンは自分に不甲斐なさを感じ、スティーブンとも言い争いになってしまいました。そしてブライアンはジェニファーに連絡し、リムゲイルの助手として働く決心をしたのでした。

その後はリムゲイルとブライアンは火災調査員として、連続する火災の調査を進めていました。ある日高層ビルで起きた火災に到着した17分署の消防士たちは、応援を待たずに突入し、スティーブンに就いた新人のティムが、経験不足からバックドラフトを起こし、重傷を負ってしまいます。ブライアンや他の消防士たちはスティーブンを責めますが、追い詰められたスティーブンは余計反発してしまい、仲間から孤立してしまいます。

「バックドラフト」のキャスト

スティーブン・マカフレイ / デニス・マカフレイ(カート・ラッセル)

消防士一家の長男。殉職した父 デニス・マカフレイの跡を継ぎ、消防士となり経験を積み重ね17分署の隊長となります。口の悪さからブライアンや同僚、家族にまで誤解を与えてしまいますが、本当は家族思いで弟のブライアンのことを一番に考えています。

ブライアン・マカフレイ(ウィリアム・ボールドウィン)

幼い頃に父のデニス・マカフレイが目の前で殉職したマカフレイ家の次男。消防士としてエリートの兄とは違い、消防学校も一度はやめて、職を転々とした挙句、再び消防学校に入り消防士として働くことに。スティーブンとは違う分署を希望するが、スティーブンが心配のあまり裏から手を回し、同じ17分署に配属させてしまいます。スティーブンの優しさがなかなか理解出来ず、反発ばかりしてしまいます。

ジョン・アドコックス(スコット・グレン)

マカフレイ兄弟の父の頃から、共に消防士として働いてきた仲間。マカフレイ兄弟が仲違いしているのを心配し、同じ17分署で兄弟が働くことを喜んでいます。

ジェニファー・ヴァイトクス(ジェニファー・ジェイソン・リー)

ブライアンの元恋人。市会議員のスウェイザクの秘書として働き、ブライアンが出世することを望んでいます。

ドナルド・リムゲイル(ロバート・デ・ニーロ)

元消防士で現在は火災調査員。相次ぐ火災を放火犯の仕業だと見抜きます。背中に大きな火傷の跡が有り、政治家にも決して屈せず、火災原因の真実を探ります。

「バックドラフト」の感想・まとめ

消防士を題材にした作品で、№1と言っても過言ではありません。消防士が炎の中から人々を救出するシーンは何度もみてもハラハラし、手に汗握ってしまいます。実は家族思いの兄が、口の悪さと、消防士としての信念を貫こうとする思いから、周囲に誤解を招いてしまうところや、兄や父の様な消防士になりたいのに、不甲斐ない自分に苛立つ弟の姿など、消防士という仕事を通しての切ない家族愛を見せてくれる素晴らしい作品です。

 

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