「ツレがうつになりまして。」堺雅人さん・宮崎あおいさんW主演作!あらすじ・キャスト・感想

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「ツレがうつになりまして。」ってどんな映画?

ツレがうつになりまして。

2011年公開の「ツレがうつになりまして。」という作品をご存じですか?堺雅人さんと、宮崎あおいさんが夫婦役で共演されていて、仕事人間から突然うつ状態になり、仕事へも行けず、自分自身さえ見失ってしまう夫を、漫画家の妻が明るく献身的に支える姿を描く作品です。

宮﨑あおいさんは今回の作品で第24回日刊スポーツ映画大賞 主演女優賞と第35回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞を受賞しています。それでは早速ご紹介していきましょう!

「ツレがうつになりまして。」のあらすじ

会社員の夫 髙崎幹夫(堺雅人)と妻の高崎晴子(宮崎あおい)はイグアナのイグと、結婚5年目を迎え日々穏やかに暮らしていました。夫(妻は夫のことをツレと呼ぶ)はとても几帳面な人間で、毎朝曜日ごとに決まったチーズと共に朝食を食べ、自分のお弁当を作り、決まったネクタイを絞めて出社していた。そんなある朝ツレは、自宅で飼っているイグアナのイグが美味しそうに野菜を食べる様を見て「イグの食欲が羨ましい」と溜息をつき、寝癖がついたままの髪で妻のハルに見送られながら自宅を出発した。携帯電話を忘れたことに気が付いたハルはツレを追いかけると、町内のゴミ箱に捨てられた大量のゴミを見て「これみんな要らないんだよね」と再び溜息をつき、ツレが呆然とゴミの山を眺めていた。様子がおかしいツレを心配するハルでしたが、漫画家としての仕事もなかなか上手くいかず、ツレのことは大して気にも留めないでいた。

一方、会社で顧客からの商品へのクレーム対応の職務に就くツレは、連日のクレーム対応に心身ともに疲れ果て食欲も無くなってしまい、持参したお弁当も食べられずにいた。自宅に戻ってからも食欲がなく、だるいと体の不調を訴えるツレは、翌朝ハルに「何も出来ない。死にたい。」と訴える。ハルの勧めで心療内科を受診したツレは、「心因性うつ病」と診断され、うつ病の原因となった問題を解決し、完治するには半年から1年掛かると言われる。

ツレは上司に相談しても軽くあしらわれるだけだったが、ハルはツレに「会社を辞めないなら離婚する」と言い放つ。その後ツレは、薬で一時的に回復した様に見えるが、症状には波が有り、油断は出来ない為ツレは日記をつけ始める。その後ツレは会社を退職し、主夫になり家事をこなす様になる。失業保険でやり繰りしていたハルだが、やがて家計は苦しくなる。困ったハルは、うつ病経験者の編集者から「ツレがうつになりまして」とツレのうつ病を題材にした仕事を貰う事になるのだが…。

「ツレがうつになりまして。」のキャスト

髙崎晴子(ハルさん) 宮崎あおい

髙崎幹夫(ツレ)堺雅人

栗田保男 (大杉漣)

栗田里子 (余喜美子)

 

「ツレがうつになりまして。」の感想・まとめ

誰にでも起こりうる鬱の症状を、宮崎あおいさん演じるハルさんが、明るく献身的に夫を支える姿を描いた作品で、現代社会においていつ自分や家族が成りうるかもしれない問題の参考になる作品です。会社でうつ病を軽くあしらわれる所などは、まさしく現代社会を象徴しているシーンでした。自分は世間から必要とされていない、「死にたい」とまで思う程のうつ病の夫に対して、決して無理はさせず、夫の前では明るく振る舞う宮崎あおいさんの姿はとても好印象でした。自分には関係の無い題材の作品と思わず、ぜひ多くの方に見て頂きたい作品です。

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