ドラマ『10の秘密』【第1話 消えた娘と元妻】あらすじ・キャスト・感想(評価)・まとめ

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 上昇志向の強い弁護士の元妻に離婚を通告された夫は、元妻がセレブのような生活をする一方で、自分の全てを犠牲にする生活をし娘と何でも話せる理想的な関係を築いてきました。しかしある事件をきっかけに元妻や娘に、秘密があることを知ってしまいます。

 秘密が秘密を生み、あらゆるものが変化していく本格サスペンスドラマ。

『10の秘密』【第1話】のあらすじ・キャスト・感想をまとめてみました。

(トップ画像公式ページより)

『10の秘密』【第1話 消えた娘と元妻】あらすじ(ネタバレ)

 秘密を抱えすぎた人間は、いつか秘密に殺される。

 この言葉から第1話は始まります。

 14歳の娘と二人暮らしのシングルファーザー白河圭太は、仕事一筋の妻・由貴子から離婚を通告されて以来、娘との生活を最優先して節約をしながら必死で生活してきました。

 娘の瞳と圭太は周りがうらやむほどの、仲のいい何でも話せる理想的な親子関係で、穏やかな日常を送っていましたが、突然娘を誘拐したという一本の電話が見知らぬ男からかかってきます。

 圭太の幼馴染の菜七子も協力して警察に行きますが、その時瞳から電話があり、さっきのは嘘でしばらく帰りたくないから捜さないでと言われます。事件性がないとみた刑事たちは手を引きますが、それでも圭太は瞳がそんなことするはずがないと瞳を探し続けるのです。

 瞳の部屋で手がかりを探していると、大切に貯めていくと約束したはずのお金が一度に全て引き出されたことがわかる通帳を見つけます。

 するとまた瞳から電話がかかってきました。電話の声は娘を誘拐したと言ってきた男で、今日を含めて3日以内に元妻・仙台由貴子を捜すように要求をされます。そうすれば娘は返すと言われ、圭太は由貴子の職場へ向かうのでした。

 しかし由貴子は突然電話で職場を辞めることを伝えたきり、担当の引継ぎもせずに姿を消したというのです。

 圭太は由貴子の住むタワーマンションへ行くと、由貴子が担当していた帝東建設の社員であり由貴子の恋人の宇都宮隆二に遭遇し、由貴子のあらゆるものの返済が滞っていたことや、投資でかなり大きい損失を出し借金をしていたことを知ります。

 そして宇都宮は他にも電話で誰かに脅されていたような場面があったが心当たりはないかと圭太に聞きます。圭太の頭にはある小屋が炎を上げて燃えている映像が思い浮かびましたが、それは宇都宮には話しませんでした。

 また苦悩している圭太の様子をそばで見ている幼馴染の菜七子は、なにか抱えていることがあるなら話してみてっと声をかけますが、圭太は由貴子と約束した秘密にするなら墓場まで持っていくという覚悟をもてるかという話を思い出し、言葉を飲み込むのでした。

 そんな中捜索を続ける圭太に由貴子から電話が入ります。瞳の誘拐の話を伝えると、由貴子は犯人は大体見当がつくから私が瞳を取り戻すと話します。その後の由貴子の身を心配する圭太は、由貴子に今の由貴子の状況を隠すことなく全て話してくれと言いました。

  圭太がそう言って顔上げると、歩道橋の上に由貴子がいるのでした。

『10の秘密』【第1話 消えた娘と元妻】キャスト紹介

放送期間:2020年1月14日~3月17日 <全10話>

第1話視聴率:8.9%

放送時間:61分 (初回20分拡大)

 

《キャスト・主演》向井理  【白河圭太役】

シングルファーザーの39歳の建築確認検査員。

 

《キャスト》仲間由紀恵  【仙台由貴子役】

圭太の元妻。40歳。

大手建設会社である帝東建設の顧問弁護士。

 

《キャスト》仲里依紗  【石川菜七子役】

圭太の幼馴染で、圭太の家の近所に住んでいる保育士。

 

《キャスト》松村北斗  【伊達翼役】

ジャズバーでピアノ演奏をしているアルバイト。

 

《キャスト》渡部篤郎  【宇都宮竜二役】

大手建設会社である帝東建設の社員。

由貴子の上昇志向に惹かれた恋人。

 

《キャスト》山田杏奈  【白河瞳役】

圭太と由貴子の14歳の娘。

父親の圭太と二人暮らし。

 

《キャスト》佐野史郎  【長沼豊役】

大手建設会社である帝東建設の社長。

 

《キャスト》遠藤雄弥  【二本松謙一役】

瞳(圭太の娘)を誘拐したとみられる謎の男。

 

《キャスト》山野海  【石川千秋役】

菜七子の母親。

 

《キャスト》名取裕子  【白河純子役】

圭太の母親で、元小学校教員。

 

 

《脚本》後藤紀子

登場人物の苗字に福島県内の地名が、そして名前に騎手をつけるのは、脚本家の後藤紀子さんの出身地が福島県であること、さらに競馬ファンであることが理由のようです。

 

《プロデューサー》河西秀幸 

カンテレのプロデューサーです。

 

《プロデューサー/演出》三宅喜重

数々の連続ドラマを手掛け、日本映画では『阪急電車 片道15分間の奇跡』で日本映画批評家大賞で新人監督賞をとった、関西テレビの方です。

 

《制作著作》カンテレ

『10の秘密』【第1話 消えた娘と元妻】感想・評価

 自分の夢よりも娘のことを選んだ圭太には、全く信じられないことが起きていて苦しいと思います。ちゃんと信頼関係を作ってきて、娘にとって自分は一番のよき理解者だと疑うこともなかったのに、あまりにもショックすぎる内容です。隠されている真実が本当に気になります。

 元妻の華やかに見せている姿の裏に隠されているものは、由貴子演じる仲間由紀恵さんの様子を通してしかわかりませんが、その意味深な表情の裏にあるのは、単に見栄っ張りというだけではなさそうです。

 何回か出てくる小屋が燃えている絵が、圭太と由貴子が共通して隠してる何かの秘密ですが、一つの秘密から枝分かれしてそれぞれの中で秘密が複雑化しているのでしょうか。同じ事象を前にしてもお互いの解釈は違うので、そのあたりも観ていきたいです。

 その秘密が愛ゆえのものならばいいなあと願いつつ、続きに潜む人間の本性も期待しつつ今後の展開が楽しみです。

『10の秘密』【第1話 消えた娘と元妻】まとめ

 誰もがひとつやふたつは持っているだろう秘密を扱ったドラマです。

 なんでも話せる、一番よく知っていると信じて疑うことのなかった人間関係にフォーカスを当てた、観たくないけれど覗いてみたい作品になっています。

 ではまた第2話でまたお会いしましょう。

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